ZERO to ONE
ペイパルの創業メンバーであり、Facebookなど数々のIT企業のスタートアップに深く関わった著者による起業指南書。
こういった、大成功を成し遂げた人物による書物には二通りありまして。
A、何を言ってるか理解不可能。おそらく、再現性無し。天賦の才に恵まれているんだろう。
B、論理的。筋道たった考え方だから、書いてるとおりにやれば他の人でもできるかも。
ピーター・ティールは完全にB。
書いてることは理路整然。
全部、同意できます。
ただし、ハードルは高い。
入社希望者に必ず聞く質問は、
「世の中のみんながウソだと思っていることで、実は真実なことって何かある?」
これを探すのが彼のビジネス。
みんなが真実だと思っていることは、みんながやるから競争に陥るだけ。だから、やらない。
みんながウソだと思っていて、実は真実なビジネスは、誰も手を出さないから市場を独占出来る。
参りました。