風神の門

伊賀の忍者、霧隠才蔵の活躍を描く小説。
基本的には娯楽小説として読みました。

もちろん、フィクション。
実際にはあり得ない秘術がいろいろ出てくる。
しかし、フィクションとは知りつつも完璧に鍛え上げた忍者ならできるのかも、と思ってしまう。
私が感じたような期待感がこういった架空の忍者を後世まで伝える原動力になったのではないか。

と同時に、組織に属さず自らの力量のみを信じる才蔵の生き方を、この小説が発表された昭和30年代の日本人はどのように感じたのか、気になるところです。
昭和30年代と言えば地方から都市部への人口流入が進み、企業戦士が続々と誕生していた頃と思う。

何百年もの間、語り継がれてきた人気忍者の生き方を通して著者は何か伝えたかったのかも。


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