寒冷地の使用について

1. サブバッテリーに関する注意事項

  • 低温下での性能低下

リチウムイオンバッテリーの場合は下記の温度範囲で充放電します。

レノジー:充電温度: 5~50℃、放電温度:-20℃~50℃

 但し、0℃以下で充電する場合、外部電源を接続するとバッテリーヒート機能でバッテリー本体が温まり(5℃以上)充電が開始されます。

ビクトロン:充電温度:0~50℃、放電温度:-20℃~50℃

車内温度をエアコン等で5℃以上に温めると充電ができます。

2. 清水タンク・排水タンクの凍結防止

   タンクや配管が凍結するため、清水タンク・排水タンクを使用しないでください。

3. スノーエリア特有の注意事項

  • タイヤ・駆動系の対策:
    雪道では冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の装着が必須です。また、積雪時にはチェーンの携行を忘れずに。車体の重量があるため、滑りやすい下り坂では特に注意してください。

4. その他の注意事項

  • ドア・窓の凍結
     車体のドアや窓が凍り付くことがあります。
  • 非常用備品の準備
     積雪地では予期せぬトラブルが発生することがあります。下記は準備品の一例です。
    • スコップ(雪かき用)
    • 毛布や追加の断熱材
    • 非常食と飲料水
    • バッテリー充電器やジャンプスターター

プロテクターエラーコード

E0キャリブレーション失敗                                 内部故障:キャリブレーションデータの失敗/欠落 サポートについては販売店にお問合せください。障害は、ユーザーによる修正が不可能であり、SBPの交換が必要です。  
E1短絡                                          短絡保護は、インバーターまたはインバーター/充電器に直接電力を供給しようとしたときなど、短 絡、過負荷状態、または過剰な突入電流が発生した場合に作動します。         1. 潜在的な短絡状態がないか確認してください。                      2. 負荷電流の消費がSBP電流定格を超えていないことを確認します。             3. DC 電源を直接オン/オフするのではなく、 SBP を使用して突入電流の高い負荷のオン/オフ     スイッチをリモートで制御します。                           4. 緩んだ接続や高抵抗の接続がないか確認し、設置時に適切なゲージの配線が使用されていること を確認します。  
E2過熱                                          内部温度が過度に上昇すると、過熱保護機能が作動します。                 1. 負荷電流の消費がSBP電流定格を超えていないことを確認します。             2. 緩んだ接続や高抵抗の接続がないか確認し、設置時に適切なゲージの配線が使用されていること を確認します。                                    3. SBPユニットを高温または輻射熱にさらされる場所に設置しないでください。 SBPをより涼しい場所に移動するか、追加のアクティブ冷却を実施してください。  
E3電圧不足                                        入力電圧が選択された低電圧制限値を 90 秒間下回ると、低電圧保護が作動します。      1. 負荷をオフにして/取り外し、バッテリーを充電します。                  2. 充電システムとバッテリーが正しく動作しているかどうか確認してください。  
E4過電圧                                         入力電圧が 16V (12V システムの場合) または 32V (24V システムの場合) を超えると、過電圧保護が作動します。                                     1. システム内のすべての充電デバイスの構成、特にシステム電圧と充電電圧の設定を確認します。                                          2. 充電システムが正しく動作しているかどうか確認してください。                    3. SBPシステム電圧構成が正しいことを確認します。
E5構成エラー                                       内部故障 – 構成データの障害/⽋落。この状態からSBPを回復するには;            1.設定 > その他のオプション > デフォルトにリセットでユニッ トを⼯場出荷時のデフォルトに リセットします                                     2. すべての電源を外し、再接続する前に 3 分間待ってください。                 3. 必要に応じてユニットを再構成します
E6基準電圧障害                                      内部故障 – 基準電圧障害/⽋落。                             サポートについては販売店にお問い合わせください。 障害はユーザーによる修正が不可能であり、 SBP の交換が必要です。
E7BMSロックアウト                                   BMS ロックアウト保護は、外部 BMS が SBP に 3 回連続して解除してから再接続するように要求した場合にアクティブになります (セル電圧が低いためにシャットダウンする場合の⼀般的な動作)。 E7 がアクティブになると、⼊⼒電圧が 13 V (12 V システムの場合) または 26 V (24 V システムの 場合) を超えるまで SBP は解除されたままになります。                 1. BMS エラー コード/ログをチェックしてシャットダウンの原因を特定し、問題を修正します。  2. 負荷をオフにして/取り外し、バッテリーを充電します。                 3. BMS と SBP リモート端末間の配線を確認します。 4. BMS が正しく動作しているかどうかを確認します。
E8逆電流                                         逆電流が検出されると、逆電流保護が作動します。 注意 注意: SBP は、IN 端⼦から OUT 端⼦への電流の流れのみを許可または防⽌する ように設計されています。逆電流は固く禁じられており、SBP に永久的な損傷を 与える可能性があります。  Vout > Vin の場合、制御されていない逆電流が Smart Battery  Protect を流れます。したがって、バッテリー間の充電には Smart Battery Protect を使⽤しないでください。                            1. SBP の取り付け⽅向が正しいことを確認します。電流は IN からOUTに流れる必要があります (配線図の例を参照)。                                  2. SBP OUT 端⼦/回路に充電電源が誤って接続されていないことを確認します。         3. SBP を使⽤して充電源を切断する場合は、SBP IN 端⼦/回路に誤って負荷が接続されていない ことを確認してください
P2過熱警告                                        負荷の切断を防ぐために緊急介⼊が必要です。 内部温度が限界に近づいています。温度が上昇し続けると、過熱保護が作動します。
P3低電圧警告                                       負荷の切断を防ぐために緊急介入が必要です。何もしないと90秒以内に低電圧保護が作動します。

注意事項F010101

エンジンがかからない

スマートキー装着車の場合、ブレーキペダルの踏み込みが弱いとセルモーターが回らないことがあります。

セルモーターが回らない場合はブレーキペダルを強く踏み込んでみて下さい。

換気の必要性について

スキー場など寒冷地において車中泊をすると室内の電子機器に結露が発生し、誤作動を起こすことがあります。

寒冷地で車中泊する場合はFFヒーターを使いながら窓を少し空ける等、換気を行って車内に滞留する水蒸気や湿気を車外へ放出いただきますようお願いします。

また、エンジンを掛けられる状況でしたら内規循環の状態でエアコンを作動させ室内の除湿を行うのも有効と考えられます。ご自宅に戻られたあとは水分を含んだスキーウェア等を車内に放置せずに充分な換気を行って下さい。

車内での調理について

車内で湯沸かし等の調理を行う場合、大量の水蒸気が車内に滞留します。これを放置すると運転席周りに結露が発生しダッシュボード内部の電子機器誤作動の発生原因となる可能性があります。また、最悪の場合はエンジン始動ができなくなる可能性があります。調理を行う際は左右の窓を開き、水蒸気を車外へ放出していただきますようご注意下さい。

カセットガスについて

車内でコンロをご使用の場合、必ず窓を開いて換気をしながらご使用ください。窓を閉めたままご使用した場合、一酸化炭素中毒や酸欠により死亡または重傷の原因になります。容器は直射日光を避け40℃以下の場所にキャップをして保管してください。

床へのネジ打ち禁止F010103

リバティー52DBの床には床暖房装置が配管されています。(配管はクッションフロアの直下です。)

床暖房装置の配管を傷つける恐れがありますので、床面へのネジ打ちはお止め下さい。

床暖房配管に傷がついた場合、不凍液が漏れ出しますので、床全面を交換する必要があります。

タイヤサイズと許容荷重および空気圧

タイヤサイズと許容荷重および空気圧F010201

タイヤにはすべて「負荷能力」(一般的には許容荷重という言い方をします。)が定められています。

お車に装着されているタイヤが何キロの荷重まで耐えられるのかご確認下さい。

また、その性能を発揮するために必要な空気圧も重要です。

車検証に記載された車両重量と照らし合わせて、どの程度の荷物を積むことができるのか計算できます。

安全のため、燃費向上のため、積載品はできる限り軽くして下さい。

特にキャブコンの場合、タイヤにかかる負担が大きく、弊社が考える耐用年数は3年程度です。

3年以上経過したタイヤでは溝の有無にかかわらずバーストする危険性があります。

3年経過したタイヤは交換して下さい。

走行中異常な振動に気がついたらハンドルをしっかり持って路側帯にゆっくり寄せて停車して下さい。

バンコンの場合はバーストの報告はほとんど受けておりませんが、なるべく早めの交換をお勧めします。

タイヤの許容荷重表

キャンピングカーにもさまざまな種類のタイヤが装着されています。タイヤにはすべて「負荷能力」(一般的に許容荷重という言い方をします。)が定められています。お車に装着されているタイヤが何キロの荷重まで耐えられるのかを知っておくことは大切なことです。また、その性能を発揮するために必要な空気圧も重要です。車検証に記載された車両重量を照らし合わせて、どの程度の荷物を積むことができるのか計算できます。安全のため積載品はできる限り軽くしてください。

空気圧-負荷能力対応表(一部抜粋)

タイヤ1本あたり何キロまでの荷重に耐えられるかを示します。

注1.表中の数字の単位は (kg) です。

注2.空気圧の単位について>>(100kpa) は (1.00kgf/平方cm) と同じです。

注3.最大負荷能力に対応する空気圧を超えてはいけません。グレーに着色された部分は使用できません。

注4.許容荷重は速度とも密接な関係があります。法定速度を厳守してください。

最大負荷能力に対応する空気圧を超えてはいけません。グレーに着色された部分は使用できません。

許容荷重は速度とも密接な関係があります。法定速度を厳守して下さい。

ロードインデックス(LI) について

タイヤサイズに表記されたロードインデックス (LI) の数字でそのタイヤの負荷能力がわかります。たとえば、205/70R15 104/102 L LT の場合、104がシングルタイヤとして使用する場合のLI,102がダブルタイヤとして使用する場合のLIです。

注4.表中、負荷能力の単位は(kg)です。

注5.負荷能力は規定の条件下で、そのタイヤに負荷できる能力です。

注6.規定の空気圧はタイヤサイズごとに異なります。

緊急スイッチ

緊急スイッチF010706

タッチパネルに不具合が生じたときには緊急スイッチで電源のオン・オフが出来ます。

緊急時以外はスイッチをOFFにしておいて下さい。

バッテリー上がりの原因となります。

1.リアベッド

2.シャワールーム

3.メインサブ切替スイッチ(オプション)

4.マックスファン

5.DC12V

6.USB

7.冷蔵庫

8.インバーター

9.キッチン

10.水ポンプ+トイレ

11.ダイネット(エアコン下)

12.ポーチライト(エントランス外)

13.アンビエントライト(間接照明)

14.フロントベッド

15.シーリングライト(キッチン)

11.13.14.15に関しましてはメインスイッチがOFFのときには作動しません。

水の抜き方F010710

使用するにあたり水が入っているものは凍結、膨張、破裂をさけるため必ず雪が降る前に早めに水落しをして下さい。給水タンク・排水タンク、トイレ、シャワーヘッド、蛇口など水に関するものは全てです。全ての蛇口と水抜き用のバルブを開けて、(混合栓の場合はお湯側へも回す)水を落とします。その後さらにポンプを短時間、から打ちして完全に水が無くなるまで押し出します。

水の抜き方は以下のようになります。

1:タッチパネルの水中ポンプのスイッチをOFFにする。

2:シンクの蛇口を真ん中の位置にして開ける。(水と湯を抜くため)

3:3列目シート下にある給水タンクのバルブを開ける。

4:給水タンクの排水バルブを開ける

5:マルチルームのシャワー蛇口を真ん中の位置で開ける。(水と湯を抜くため)

6:シャワーノズルを上に引っ張り上げノズル内の水を抜く

7:排水タンクの排水バルブを開ける

8:トイレの水を抜く